神田神保町小旅行

神保町界隈イメージ

日曜日から泊まりがけで古書店巡りの旅をしてきました。

都内在住だけど神田神保町に泊まりがけでの贅沢なプチ旅行です。

泊まったホテルは、日大経済学部の裏手にある「庭のホテルA」。こんな素敵なホテルがあるとは知らなかったなあ。

私は、着いてすぐ古書店の事前探査に向かい、女房は、秋葉原から御徒町までの線路下のお店を冷やかしてきたようです。

とりあえずゲットしたのは、もちろん山田正紀本?。まずは、東京ドームの小さな新刊書店で「弥勒戦争」ハルキ文庫新装版。次に向かったのは、神保町の「羊頭書房B」。SF専門店だけあって自分の書棚と近い品揃えに親近感を覚えました。山田本は10冊ほどあって、ゲットしたのは「ツングース特命隊」講談社文庫。地味にコレクションが補完できました。しかし、ハルキ文庫新装版はどんどん萌絵に置き換えていますなあ。

その後、女房と落ち合って居酒屋「膳菜屋C」へ。全く期待していなかったけど注文したものは全部おいしかったです。写真を撮る習慣が無いので文字だけですがご容赦を。

で、翌日本格的に古書店巡りになるわけですが、ホテルの朝食がこれまた満足の味。バイキング方式ですが、全ておいしかったです。旅では、食事の質って重要ですね。それだけで旅の印象が非常に良いもの意なります。クロワッサンのうまさといったら。

女房は、純文学が趣味なので事前に調べてあった店を中心に回りましたが、一店目はなんと臨時休業。次の候補店ではメインで探していたものは見つからなかったものの(あったけど高すぎて変えなかった?)その他の店も含めて3冊をゲットしました。神保町の古書店は初めてだったらしく、楽しんでいたようです。

途中で冷やかしで見た希覯本の芥川龍之介の自筆原稿がじんわりときました。お値段は300万超え。見てるだけで幸せになったという。金持ちなら所有してみたいなあという、夢物語も楽しいものです。

昼休憩で入った「上島珈琲店D」のランチセットも満足度の高いもので、食事の面でも大満足の小旅行でした。

こんな感じの小旅行だけど、たまには良いですよ。

あ、そうそう。もうひとつ思いがけない収穫があったんだった。
黒澤明の「椿三十郎」で、終盤伊藤雄之助演じる城代家老陸田が飛ばすギャグに、「ハハハ…昔の事だが、儂が馬に乗ってるのを見て、誰かがこんなことを言いおった…乗った人より馬は丸顔…」(「全集 黒澤明 第五巻」岩波書店より)というのがありますが、この「乗った人より馬は丸顔」に出典があったんですねえ。内田百閒のそのものズバリ「馬は丸顔」。アマゾンだと思いっきり安いなあ。いや、神保町が高いのか…。逆に「全集 黒澤明」はアマゾンの方が高い。あ、最終第七巻は持ってないや。まあ、要らないけど。
しかし、黒澤明って内田百閒先生がずっと好きだったんですね。良い発見でした。

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