小野 俊太郎 (著)
税込価格:1,944円
出版社:彩流社
発売日:2015/08/19
目次
●はじめに
「怪物には、へそがない」・徘徊する怪物・
へそをめぐる議論・この本のねらいと構成
第1部 メアリー・シェリーの遺産
●第1章「生命創造とつぎはぎの身体」・
神の創造とゴシック小説・つぎはぎの身体と準創造
●第2章「魂なき肉体と機械の複製」・
人口統計と数値化の時代・ラッダイト運動と機械嫌悪
●第3章「境界線上の怪物」・
母性という呪い・家なき子と男たちの関係・
製造物責任をどこまで負うか
●第4章「グローバル化のなかの怪物」・
ナショナルの外へと出ていく・怪物の存在証明
第2部 戦後日本におけるフランケンシュタイン
●第5章「怪物からロボットやサイボーグへ」・
フランケンシュタインと視覚表現・フランケンシュタインと鉄腕アトム・
兵器としての鉄人28 号・良心回路と人造人間キカイダー
●第6章「神との闘争をめざして」・フランケンシュタインと戦後日本・
別の歴史と神への道ー小松左京・サイボーグと解脱ー光瀬龍
●第7章「フランケンシュタインと対抗文化」・新しい波と対抗文化・
ヨーロッパとフランケンシュタインー荒巻義雄・
エコロジーと闘争ー田中光二・神を狩る敗者たちー山田正紀
●第8章「怪物たちの共同体」・ポストヒューマンと怪物・
フランケンシュタインと女性性・『屍者の帝国』とテキストの縫合
●おわりに「フランケンシュタインの問題群」
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