山田正紀・超絶ミステリコレクション#7 神曲法廷

神曲法廷 書影

偽りの「正義」に鉄槌をくだせ!

天才建築家・藤堂俊作設計の神宮ドーム球場で、二十九名の死傷者を出す火災が発生。管理責任を問う裁判は、判事と弁護士が刺殺され開廷不能の状態に陥る。その裏に、事件隠蔽を目論む法省公安の黒い影が。精神を病み休職中の検事・佐伯神一郎の脳内で突如「正義を為せ」と“神の声”が……。

ダンテ『神曲』に沿って展開する特異な事件に神の使徒が挑む特殊設定ミステリの極北。

(解説 宮澤伊織)

  【Amazonの商品解説】より

ラストを読み返して、全くの記憶違いをしていたことに気づいた。真犯人を(作中の)別人だと思い込んでいたのだ。どうしてそんなことになっていたのか自分でもわからないのだけど、その別人が真犯人でも「そう来たか!」という意外性を楽しめた、という記憶があるので始末が悪い。

今回、読み返してみてそのラストのかっこよさにまた痺れてしまった。あいつがいるんだよねえ、あそこに・・・・・。

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