
機神兵団3 -渤海基地殲滅作戦-
投稿者 jinn
叢書 | C☆NOVELS |
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出版社 | 中央公論社 |
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発行日 | 1991/07/31 |
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装幀 | ひろき真冬 |
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内容紹介
物語の概要と舞台背景
物語の舞台:戦火に包まれる地球
『機神兵団3』は、エイリアンとの戦いがますます激化する中、異星生物の生物兵器投入という新たな局面を迎える。これまでの戦闘ロボや戦闘円盤に加え、今作では巨大なカイコやイナゴの大群といった、地球の生態系そのものを利用した攻撃が登場。敵の狙いは、物理的な攻撃だけでなく、人類の生存基盤そのものを破壊することにあった。 碑坊路事変の影響
前作までの戦いの影響で、世界各国はエイリアンを脅威とみなし、軍事的な準備を加速させていた。日本軍も例外ではなく、関東軍や陸軍中野学校が独自の動きを見せる。そんな中、渤海沿岸の日本陸軍守備隊では軍馬が全滅。現場には巨大なカイコの死骸が転がり、また、沖合の小島ではイナゴの大群が異常発生していた。 陰謀と混乱
異星生物の攻撃が激化する一方で、登場人物たちはそれぞれの立場で苦境に立たされる。- 公彦と風神は、陸軍中野学校との対立に巻き込まれる
- 白蘭花と雷神は、青幇の暗殺者に狙われる
- 大作と竜神は、関東軍の策略にはまり、孤立してしまう
この混乱の中、三体の機神たちは人類の未来を守るべく、海湾姑姫島へ向かう。 主な登場人物とその活躍
公彦(主人公)と風神
公彦は、機神兵団の一員として戦い続ける青年。彼の搭乗する機神「風神」は、空を飛ぶことができない仕様だったが、今作ではやむを得ず飛行する場面が登場し、これが大きなカタルシスを生む展開となる。 白蘭花と雷神
白蘭花は、美しき女戦士。彼女の機神「雷神」は、白兵戦に特化した戦闘能力を持つ。今作では上海マフィア「青幇」の刺客に狙われ、戦闘以外の危険にもさらされる。 大作と竜神
大作は力強い性格の持ち主であり、彼の「竜神」はパワー型の機神。関東軍の陰謀に巻き込まれ、女海賊を巡る策略にハマる展開がある。 敵対勢力
- 異星生物(巨大カイコ、イナゴの大群、精神汚染攻撃)
- 関東軍(機神兵団を利用しようとする勢力)
- 青幇の暗殺者(上海マフィアの勢力)
作品の魅力と注目ポイント
① 戦闘ロボ vs 異星生物のスケール感
これまでの機神兵団シリーズは、戦闘ロボ同士の戦いが中心だった。しかし、今作では 「生物兵器」という新たな要素が加わり、戦闘の様相が大きく変化する。- 巨大カイコが糸を吐いて攻撃!
- イナゴの大群が農作物だけでなく兵器や人間そのものを襲う!
- 精神汚染攻撃により、人間の意識を操作する新たな脅威!
戦闘シーンの描写がよりダイナミックになり、シリーズの中でも特に緊迫感のある展開となっている。 ② 人類同士の権力争い
エイリアンとの戦いだけでなく、関東軍、青幇、陸軍中野学校といった人間同士の対立も物語の大きな軸となる。敵は異星生物だけではなく、内部の裏切りや政治的な思惑も絡み合うため、より複雑なドラマが展開される。 ③ 主人公たちの成長
公彦が 「風神」の飛行能力を解放する場面は、シリーズの中でも特に印象的な瞬間。戦術の幅が広がり、戦闘のクライマックスでは大きな見せ場となる。 シリーズ全体での位置づけ
『機神兵団3』は、ここからいよいよ機神兵団とエイリアンとの全面戦争が始まる。 今後の展開の伏線として…- エイリアンのさらなる生物兵器の投入?
- 機神兵団のメンバーに裏切り者が出る?
- 風神、雷神、竜神のさらなる進化?
これらが次巻以降でどう描かれるか、期待が高まる展開となっている。 まとめ
『機神兵団3』は、異星生物との戦いが一層熾烈になり、人類同士の争いも絡み合うシリーズの大きな転換点となる作品だ。戦闘ロボvs生物兵器という新たな戦いの構図が生まれ、物語のスケールがさらに広がる。次巻以降の展開に向けた布石も多く、シリーズファンにとって見逃せない一冊である。叢書 | ハルキ文庫 |
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出版社 | 角川春樹事務所 |
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発行日 | 2000/02/18 |
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装幀 | 三浦均、芦澤泰偉 |
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