ヨハネの剣

annrie 2024年6月2日(日曜日)
叢書初版
出版社講談社
発行日1980/01/20

内容紹介

山田正紀の創作活動の多様性を見よ。SFから犯罪小説、”奇妙な味”の日常小説まで、ジャンルを超えて自在に筆を走らせる。

収録作品
    • ヨハネの剣
    • マッカーサーを射った男
    • 雪のなかのふたり
    • 伊豆の捕虜
    • 闇より来たりて
    • アナクロニズム
    • ブロンコ
    • コルクの部屋からなぜ逃げる
    • 優しい町

贋作ゲーム

annrie 2024年3月25日(月曜日)
叢書初版
出版社文藝春秋社
発行日1978/10/15

内容紹介

本作は、見事な緻密さと行動力で、不可能とされる事件に挑む男たちの姿を描いた傑作短編集です。各作品のプロットは緊張感に満ちており、読者を最後までハラハラドキドキさせてくれます。

収録作品
    • 贋作ゲーム
    • スエズに死す
    • エアーポート・81
    • ラスト・ワン

剥製の島

annrie 2024年3月18日(月曜日)
叢書初版
出版社徳間書店
発行日1978/09/15

内容紹介

この短編集には、題名作「剥製の島」のほか、7編の作品が収録されています。いずれも斬新な設定と緻密な筆致が光る、見事な作品ばかりです。

収録作品
    • アマゾン・ゲーム
    • 閃光
    • 賭博者
    • 湘南戦争
    • 密漁者たち
    • イブの化石
    • マリーセレスト・2
    • 剥製の島

地球・精神分析記録(エルド・アナリュシス)

annrie 2020年9月20日(日曜日)
叢書初版
出版社徳間書店
発行日1977/12/25

内容紹介

「地球・精神分析記録」は、人間の心理と神話が交錯する独特の世界を描いた作品です。この物語は、人類が感情を失い、生ける屍と化してしまった未来を舞台に展開します。そんな中、人間の失われた感情を象徴する四体の神話ロボット―悲哀(ルゲンシウス)、憎悪(オディウス)、愛(アモール)、狂気(インサヌス)―が登場します。彼らは、人間が忘れ去った神話と感情を受け継ぎ、新たな物語を紡ぎ出します。

収録作品
    • Ⅰ 兆候分析 悲哀—ルゲンシウス—
    • Ⅱ 既往歴分析 憎悪—オディウス—
    • Ⅲ 無意識分析 愛—アモール—
    • Ⅳ 連想分析 狂気—インサヌス—
    • Ⅴ 総合診断 激情—エモツィオーン—

終末曲面

annrie 2020年8月4日(火曜日)
叢書初版
出版社講談社
発行日1977/07/26

内容紹介

山田正紀による短編集『終末曲面』は、この時期特有の暴力的な描写もあり、読者に深い印象を残す作品群です。

収録作品
    • 贖罪の惑星ほし
    • 燻煙肉ハムのなかの鉄
    • 闇よ、つどえ
    • 銀の弾丸
    • 熱風
    • 非情の河
    • 終末局面

襲撃のメロディ

annrie 2020年7月13日(月曜日)
叢書ハヤカワ文庫 JA
出版社早川書房
発行日1976/08/31

内容紹介

巨大コンピュータが全てを支配する未来。山田正紀は1970年代にこのような世界を想像し、「襲撃のメロディ」という作品を通じて、私たちに警鐘を鳴らします。この連作集は、ただのディストピア小説ではありません。それは、テクノロジーが進化する中で失われつつある人間性を、鮮やかに描き出す物語集です。

収録作品
    • 襲撃のメロディ / 1
    • 幽霊列車 / 2
    • 最後の襲撃 / 3

吉原螢珠天神(あやかし)

annrie 2015年9月12日(土曜日)
叢書初版
出版社集英社
発行日1981/09/25

内容紹介

本書の特徴は、実在の歴史的人物や事件と、作者独自の想像力を掻き立てるファンタジー的な要素を、見事に融合させている点にあります。
単に史実を並べ立てるだけの平板な作風とは一線を画しており、氏ならではの妙味と味わい深さを感じさせる作品となっています。

収録作品
    • あやかし
    • 辛うござる
    • 吉原螢珠天神

人喰いの時代

annrie 2015年9月12日(土曜日)
叢書MASAKI YAMADA MYSTERY
出版社徳間書店
発行日1988/02/29

内容紹介

山田正紀の『人喰いの時代』は、ミステリーとしての面白さはもちろん、時代を映す鏡としての価値も高い作品です。各短編を通じて、読者は昭和初期の北海道という北国の雄大な大地と時代が作り出す”人喰い”のメタファーを軸に、人間が抱える狂気と矛盾が諄々と描き出されています。

収録作品
    • 人喰い船
    • 人喰いバス
    • 人喰い谷
    • 人喰い倉
    • 人喰い雪まつり
    • 人喰い博覧会