内容紹介
青山の高層ビルという近代的な舞台が織りなす異様な事件、テクノロジーと怪奇現象の融合、そしてホラーとSFのあわいを漂う物語構造――これらが複雑に絡み合い、作品世界の奥深さを示しています。
収録作品
- 血のモータープール
- 血のプロムナード
- 血のカフェテリア
- 血のスカイラウンジ
- 血のペントハウス
青山の高層ビルという近代的な舞台が織りなす異様な事件、テクノロジーと怪奇現象の融合、そしてホラーとSFのあわいを漂う物語構造――これらが複雑に絡み合い、作品世界の奥深さを示しています。
深夜の老人ホームでの火災事故。4人の死亡者と1人の行方不明者を出した悲劇的な出来事から、「JUKE BOX」は幕を開ける。しかし、これは単なる悲劇的な事故の記録ではない。彼らの魂は、1950年代から60年代のアメリカンポップスが流れる異形の戦場へと誘われていく。
『ゐのした時空大サーカス』は、山田正紀の代表的SF作品の一つであり、時間と記憶という普遍的なテーマを独創的な視点から探求した作品である。本作は、地球に迷い込んだ宇宙の放浪者たちが、母船を探し求めながら時間を渡り歩く物語を、連作短篇形式で描き出している。
ホラー、SF、不条理……すべてが絡み合う13の夢幻譚。
その名は怪盗七面鳥。狙った獲物は逃がさない、神出鬼没の大怪盗だ。しかし、彼の盗みの対象は一筋縄ではいかないものばかり。宝石や美術品ならいざ知らず、世界一のファッション・プランから究極の料理、果ては香港の百万ドルの夜景まで!? 彼のパトロンである富豪・有閑夫人が持ち込む無理難題に、七面鳥は頭を悩ませながらも、華麗な手腕で解決していく。その目的は金か、名誉か、それとも……?
山田正紀による小説『延暦十三年のフランケンシュタイン』は、平安時代を舞台に、後の弘法大師・空海を中心とした伝奇的物語です。空海の幼少期である「真魚(まお)」の姿に焦点を当て、呪術、仏道、そして人間の持つ善と悪を描き出したこの作品は、歴史的事実に基づきながらも、山田独自の幻想的な解釈が加えられています。
山田正紀の『物体X』は、50年代から70年代のSF文化への深い敬意と、日本独自の物語性を融合させた傑作です。この記事では、その各短編の魅力と元ネタを紐解きます。
『不可思議アイランド』は、SF、ミステリ、ショート・ショート、時代小説といった多彩なジャンルの作品を収録した一冊です。本書を通じて、山田正紀の幅広い作家性と独特の物語世界を堪能することができます。各作品は異なるテーマとスタイルを持ちながらも、共通して読者の想像力を刺激し、深い余韻を残します。
山田正紀の代表作「神獣聖戦」シリーズの重要な転換点となった連作集『神獣聖戦III 鯨夢!鯨夢!』。本作は、これまでのシリーズの基調であった鏡人=狂人(M・M)と悪魔憑き(デモノマニア)の対立構造から、より広大な視座へとシリーズを導く、極めて重要な作品集となっています。
連作集「神獣聖戦」は、壮大なスケールで展開されるSFファンタジー作品です。前作「神獣聖戦 I <幻想の誕生>」では、異世界と現実が交差し、神獣や異界の存在が人間たちの生き方や信念に影響を与える様が描かれていました。そして、本作「神獣聖戦 II <時間牢に繋がれて>」は、さらにその世界観を深め、時間と空間を越えた新たなテーマに挑んでいます。