内容紹介
山田正紀の短編集『フェイス・ゼロ』(竹書房、2021年、日下三蔵編)は、単行本未収録の13の短編を収録したアンソロジーだ。SIDE A「恐怖と幻想」とSIDE B「科学と冒険」に分けられ、SF、ホラー、ミステリ、哲学を融合した山田の多面性が光る作品集である。
収録作品
- 開城賭博
- ミコライ事件
- 防諜専門家
- 恋と、うどんの、本能寺
- 独立馬喰隊、西へ
- 咸臨丸ベッド・ディテクティブS
山田正紀の短編集『フェイス・ゼロ』(竹書房、2021年、日下三蔵編)は、単行本未収録の13の短編を収録したアンソロジーだ。SIDE A「恐怖と幻想」とSIDE B「科学と冒険」に分けられ、SF、ホラー、ミステリ、哲学を融合した山田の多面性が光る作品集である。
山田正紀の短編集『フェイス・ゼロ』(竹書房、2021年、日下三蔵編)は、単行本未収録の13の短編を収録したアンソロジーだ。SIDE A「恐怖と幻想」とSIDE B「科学と冒険」に分けられ、SF、ホラー、ミステリ、哲学を融合した山田の多面性が光る作品集である。
山田正紀の「デス・レター」は、死を予告する手紙を配る白いツナギの少女と、彼女を追う名前のない「ぼく」を中心に展開する連作短編集です。全6編からなるこの作品は、SFとミステリの要素を融合させ、山田正紀らしい大胆な想像力で読者を引き込みます。
「認知症の老人詐欺師が駆け、車椅子の天才科学者が笑い、愛の凱歌が宇宙に響く――」そんな煽り文句だけじゃ語りきれない。山田正紀の短編集『バットランド』は、SFの枠を超えた文学的な暴走装置だ。
山田正紀氏の短編集「銀の弾丸」は、まさに奇想と興奮の坩堝(るつぼ)。ページをめくるたびに異なる世界が広がり、読者を幻惑の渦へと引きずり込みます。クトゥルー神話、時代伝奇、ハードボイルド、そして心震える人間ドラマまで、多彩なジャンルを横断する7編の傑作群。一度読んだら忘れられない、強烈な読書体験がここにあります。
“何が起こっているのかすらわからない”――そんな謎の霧の中から浮かび上がる真実に、あなたはついてこれるか? 山田正紀『屍人の時代』は、探偵小説の形式を借りて、「時代」と「死」の記憶を手繰り寄せる稀有な短編集。昭和の終わりから平成の中頃まで、風景も人物も違うのに、どこか通底する死者たちの声が聞こえてくる……。
人形とともに異界を旅する少女リア――山田正紀の幻想短編集『オフェーリアの物語』は、ミステリとファンタジーが融合した唯一無二の異世界小説。
正義の境界線が曖昧になった1990年の東京──クズ刑事たちが挑む小事件の先に待っていたのは、想像を絶する”町の消失”だった!? 山田正紀が描く、洒落たネオ・エンタメ警察小説。
山田正紀のSF連作短編集「デッドソルジャーズ・ライヴ」は、脳死判定と臓器移植を起点に、「死とは何か」という根源的な問いに迫る作品です。物語は、キュブラー・ロスの「死に至る五段階」を基調とし、連作短編を通じて、死に直面した人々の意識の流れを丹念に描き出します。
山田正紀の短編集『京都蜂供養』は、1994年に出版芸術社から刊行された〈山田正紀コレクション〉の完結巻です。初期の名作「鮫祭礼」から最新作「獣の群れ」まで全9篇を収録し、巻末には全著作リストが付されています。この短編集は、SF、ミステリ、そして日常の中の狂気や哀愁を描いた作品群で構成され、山田正紀の多面的な才能を堪能できる一冊です。