不可思議アイランド

annrie 2024年11月9日(土曜日)
叢書初版
出版社光風社出版
発行日1984/08/01

内容紹介

『不可思議アイランド』は、SF、ミステリ、ショート・ショート、時代小説といった多彩なジャンルの作品を収録した一冊です。本書を通じて、山田正紀の幅広い作家性と独特の物語世界を堪能することができます。各作品は異なるテーマとスタイルを持ちながらも、共通して読者の想像力を刺激し、深い余韻を残します。

収録作品
    • 「木星の赤い海」―惑星物語 I―
    • 「自殺省」―奇妙な味の現代人挽歌―
    • 「恋と幻」―ショート・ショート―
    • 「たらちね」―幕末時代ロマン―
    • 「滅ぼす女」―異色サスペンス―
    • 「別荘の犬」―奇妙な味のミステリィ―
    • 「火星の戦士」―惑星物語 II―
    • 「ラーメン大好き」―奇妙な味の現代人哀歌―
    • 「魚の研究」―ショート・ショート―
    • 「狐ガ丘分譲住宅」―奇妙な味の……―
    • 「狙撃プラス・ワン」―異色サスペンス―
    • 「おれの影」―ネオ剣豪小説―

神獣聖戦 III <鯨夢!鯨夢!>

annrie 2024年11月4日(月曜日)
叢書TOKUMA NOVELS
出版社徳間書店
発行日1986/01/31

内容紹介

山田正紀の代表作「神獣聖戦」シリーズの重要な転換点となった連作集『神獣聖戦III 鯨夢!鯨夢!』。本作は、これまでのシリーズの基調であった鏡人=狂人(M・M)と悪魔憑き(デモノマニア)の対立構造から、より広大な視座へとシリーズを導く、極めて重要な作品集となっています。

収録作品
    • 落日の恋人
    • 蝗身重く横たわる
    • 鯨夢!鯨夢!
    • 神獣聖戦13

神獣聖戦 II <時間牢に繋がれて>

annrie 2024年11月2日(土曜日)
叢書TOKUMA NOVELS
出版社徳間書店
発行日1984/11/30

内容紹介

連作集「神獣聖戦」は、壮大なスケールで展開されるSFファンタジー作品です。前作「神獣聖戦 I <幻想の誕生>」では、異世界と現実が交差し、神獣や異界の存在が人間たちの生き方や信念に影響を与える様が描かれていました。そして、本作「神獣聖戦 II <時間牢に繋がれて>」は、さらにその世界観を深め、時間と空間を越えた新たなテーマに挑んでいます。

収録作品
    • 渚の恋人
    • 円空大奔走
    • 時間牢に繋がれて
    • 鶇(つぐみ)
    • 硫黄の底

神獣聖戦 I <幻想の誕生>

annrie 2024年11月2日(土曜日)
叢書TOKUMA NOVELS
出版社徳間書店
発行日1984/05/31

内容紹介

『神獣聖戦I <幻想の誕生>』は、科学的な厳密さと文学的な深みを兼ね備えた野心的な作品である。特に、生理学的な超光速航法という独創的な設定を軸に、人類の進化と存在意義を問う重層的なテーマ展開は、現代SF文学における重要な到達点として評価できる。

シリーズ第一巻として、後の展開を予感させる伏線を効果的に配置しながら、それ自体で完結した読み応えのある作品となっている点も特筆に値する。今後のSF文学における「生命」や「進化」をテーマとした作品群に、大きな影響を与え続けるであろう重要作品として位置づけられる。

収録作品
    • 交差点の恋人
    • 怪物の消えた海
    • 幻想の誕生
    • ころがせ、樽

闇の太守

annrie 2024年10月25日(金曜日)
叢書KODANSHA NOVELS
出版社講談社
発行日1984/05/01

内容紹介

山田正紀の『闇の太守』連作は、戦国伝奇小説の新たな地平を切り開いた記念碑的作品群である。従来の戦国物語が持つ史実との緊張関係を保ちながら、日本の古層に根差した異界表現を織り込むことで、独自の文学的領域を確立している。

収録作品
    • 出雲人外宮
    • 飛騨桃源郷
    • 氷見痩面堂
    • 甲州陽炎城

魔境物語

annrie 2024年10月20日(日曜日)
叢書初版
出版社光風社出版
発行日1983/12/01

内容紹介

『魔境物語』は、山田正紀の得意とする秘境探検をテーマにした短編集であり、未知の場所や現実離れした場所を舞台に、冒険と人間ドラマが織り成されています。各作品はそれぞれ独自の世界観を持ち、登場人物たちは過酷な環境の中で自己を見つめ直し、成長していきます。この短編集を通して、読者は一緒に冒険し、秘境の美しさと恐怖、そして人間の本質に触れることができます。

収録作品
    • まぼろしの門
    • アマゾンの怪物

少女と武者人形

annrie 2024年10月7日(月曜日)
叢書初版
出版社文藝春秋社
発行日1982/04/25

内容紹介

この作品集は、現実と幻想の境界線を自在に行き来する山田正紀の卓越した創作力を存分に味わうことができる一冊といえるでしょう。短編小説の魅力を存分に引き出し、読者を12の異なる世界へと誘う本書は、日本の現代文学における重要な作品として高く評価されるべきものです。

収録作品
    • 友達はどこにいる
    • 回転扉
    • ネコのいる風景
    • 撃たれる男
    • ねじおじ
    • 少女と武者人形
    • カトマンズ・ラプソディ
    • 遭難
    • 泣かない子供は
    • 壁の目
    • ホテルでシャワーを
    • ラスト・オーダー

恋のメッセンジャー(地球軍独立戦闘隊)

annrie 2024年9月29日(日曜日)
叢書初版
出版社集英社
発行日1981/04/25

内容紹介

『恋のメッセンジャー』は、SFを基盤としながらも人間の感情、特に「愛」と「戦い」のテーマに焦点を当てた短編集です。SFというジャンルの枠にとどまらず、時に哲学的であり、時に純粋なロマンスであり、そして時に歴史を再解釈するようなストーリー展開が特徴です。この作品は、戦場や宇宙の広がりを舞台にしながらも、人間の内面的な葛藤や成長が深く描かれています。

収録作品
    • 恋のメッセンジャー
    • 地球軍独立戦闘隊
    • 眠れる美女(スリーピング・ビューティー)
    • 西部戦線
    • かまどの火
    • 霧の国

ふしぎの国の犯罪者たち

annrie 2024年9月22日(日曜日)
叢書初版
出版社文藝春秋社
発行日1980/10/10

内容紹介

山田正紀の「ふしぎの国の犯罪者たち」は、セバスチャン・ジャプリゾの影響を受けつつも、独自の世界観を持つ傑作として日本文学史に名を残しています。フランス映画「狼は天使の匂い」からインスピレーションを得たというエピソードは、本作の持つ国際的な香りと、詩的な犯罪描写の源泉を示唆しています。

収録作品
    • 襲撃
    • 誘拐
    • 博打
    • 逆転

超・博物誌

annrie 2024年9月21日(土曜日)
叢書初版
出版社徳間書店
発行日1980/08/31

内容紹介

山田正紀の「超・博物誌」は、未知なる生命体の不思議な生態を描いたSF連作短編集です。奇想天外な設定の生き物たちが登場する一方で、博物誌の記述者である”わたし”の人生や、物語の背景となる世界の姿も浮き彫りになっていきます。SF作品としての想像力とスケールの大きさを兼ね備えた、山田正紀の代表作のひとつと言えるでしょう。ぜひ、この「超・博物誌」の世界に浸ってみてください。きっと、あなたの想像力を刺激する、すばらしい読書体験になるはずです。

収録作品
    • プラズマイマイ
    • ファントムーン
    • カタパルトリッパー
    • シエロス
    • メロディアスペース
    • タナトスカラベ