内容紹介
「機神兵団7」では、機神兵団とナチス装甲騎士の最終決戦が描かれる。戦いの行方は?そして、物語に秘められた真のテーマとは?
不安と月 本作では、日独伊三国軍事同盟推進派が実権を握った陸軍参謀本部から、関東軍特務機関に機神兵団壊滅命令が下されるところから物語が始まります。主要キャラクターである榊大作は黒龍江での秘密任務中に日本人から襲撃を受け、白蘭花はハルピンで捕縛されるという窮地に追い込まれます。
物語の舞台は、これまでのアジア圏からヨーロッパへと移り、新たな展開を見せます。特筆すべきは、ナチス・ドイツが所有する機神部隊「ボルウェルク」の存在です。三体の機体を有するこの部隊は、機神兵団を凌ぐ力を持つとされ、世界支配を目論むヒトラーの切り札として描かれています。
短編集『1ダースまであとひとつ』は、そのタイトルが示す通り、完全なダース(12)のうち、あとひとつ欠けた11篇の物語から構成されています。SF、ミステリ、時代小説、ホラーなど、多彩なジャンルが融合したこの作品集は、読者に幻想的でありながらも現実味を帯びた物語世界を提供しています。本記事では、各短編の魅力やテーマ、そして山田正紀独自の文学的表現について詳細に解説し、現代文学における本作の意義を考察します。