超・博物誌

annrie 2024年9月21日(土曜日)
叢書初版
出版社徳間書店
発行日1980/08/31

内容紹介

山田正紀の「超・博物誌」は、未知なる生命体の不思議な生態を描いたSF連作短編集です。奇想天外な設定の生き物たちが登場する一方で、博物誌の記述者である”わたし”の人生や、物語の背景となる世界の姿も浮き彫りになっていきます。SF作品としての想像力とスケールの大きさを兼ね備えた、山田正紀の代表作のひとつと言えるでしょう。ぜひ、この「超・博物誌」の世界に浸ってみてください。きっと、あなたの想像力を刺激する、すばらしい読書体験になるはずです。

収録作品
    • プラズマイマイ
    • ファントムーン
    • カタパルトリッパー
    • シエロス
    • メロディアスペース
    • タナトスカラベ

アフロディーテ

annrie 2024年6月22日(土曜日)
叢書初版
出版社講談社
発行日1980/06/27

内容紹介

近未来を舞台に展開する青春小説であり、同時に成長物語でもあります。海上に浮かぶ人工都市・アフロディーテを舞台に、主人公・雄一の18歳から32歳までの姿を通して、理想と現実の狭間で揺れ動く若者の心情を鮮やかに描き出しています。


デッド・エンド

annrie 2024年6月3日(月曜日)
叢書初版
出版社奇想天外社
発行日1980/02/10

内容紹介

SF文学の世界には、宇宙規模の壮大な物語がある。そして、その中でも独特の輝きを放つ作品がある。山田正紀の「デッド・エンド」は、まさにそのような作品だ。北欧神話の世界観を宇宙に投影し、終末と螺旋というモチーフを巧みに織り交ぜた本作は、日本SF界に新たな地平を切り開いた傑作として高く評価されている。


ヨハネの剣

annrie 2024年6月2日(日曜日)
叢書初版
出版社講談社
発行日1980/01/20

内容紹介

山田正紀の創作活動の多様性を見よ。SFから犯罪小説、”奇妙な味”の日常小説まで、ジャンルを超えて自在に筆を走らせる。

収録作品
    • ヨハネの剣
    • マッカーサーを射った男
    • 雪のなかのふたり
    • 伊豆の捕虜
    • 闇より来たりて
    • アナクロニズム
    • ブロンコ
    • コルクの部屋からなぜ逃げる
    • 優しい町

宝石泥棒

annrie 2024年4月28日(日曜日)
叢書初版
出版社早川書房
発行日1980/01/15

内容紹介

ファンタジーの常套的な世界観を離れ、新たな地平を切り拓いた意欲作。それが「宝石泥棒」という作品の本質だろう。緻密な描写によって構築された異形の世界を自在に操りながら、若者たちの冒険を通して人間存在の根源的な問いに迫る。まさに、現代日本文学の最先端を行く作品のひとつだ。山田正紀の独創性が遺憾なく発揮された、記念碑的な一冊である。


竜の眠る浜辺

annrie 2024年4月22日(月曜日)
叢書初版
出版社双葉社
発行日1979/05/15

内容紹介

湘南の小さな町、百合ヶ浜。ここは何もかもが停滞した平穏で退屈な場所だった。しかし、ある夏の日、町全体を変える出来事が起こる。突如として町は奇妙な霧に包まれ、外部との連絡が途絶える。雑木林には古代のシダが生え、空にはテラノドンが舞い、ティラノサウルスまでが闊歩するようになった。一体、町は白亜紀にタイムスリップしたのか?この大混乱の中、住民たちは事態に対応すべく奮戦する。


チョウたちの時間

annrie 2024年4月15日(月曜日)
叢書初版
出版社角川書店
発行日1979/05/10

内容紹介

ハードSFでありながら、ファンタジックな雰囲気も併せ持つこの作品は、時間というテーマに新しい光を当てた意欲作と言えるだろう。我々は日々、時間に追われ、時に時間に翻弄されながら生きている。だが本当の時間の姿とは?私たちを超えた存在としての時間の真実とは?この小説は、そんな根源的な問いを投げかけてくる。


未来獣ヴァイブ

annrie 2024年4月3日(水曜日)
叢書SONORAMA NOVELS(ソノラマ文庫創刊30周年記念企画)
出版社朝日ソノラマ
発行日2005/08/30

内容紹介

かつて 「機械獣ヴァイブ」シリーズとして、『獣黙示篇』・『獣地底篇』・『獣誕生篇』・『獣転生篇』の四冊が刊行されたところで中断されていたものが、実に20年後に 「未来獣ヴァイブ」として改題、加筆・訂正して完成を見たのが本作です。


剥製の島

annrie 2024年3月18日(月曜日)
叢書初版
出版社徳間書店
発行日1978/09/15

内容紹介

この短編集には、題名作「剥製の島」のほか、7編の作品が収録されています。いずれも斬新な設定と緻密な筆致が光る、見事な作品ばかりです。

収録作品
    • アマゾン・ゲーム
    • 閃光
    • 賭博者
    • 湘南戦争
    • 密漁者たち
    • イブの化石
    • マリーセレスト・2
    • 剥製の島

地球・精神分析記録(エルド・アナリュシス)

annrie 2020年9月20日(日曜日)
叢書初版
出版社徳間書店
発行日1977/12/25

内容紹介

「地球・精神分析記録」は、人間の心理と神話が交錯する独特の世界を描いた作品です。この物語は、人類が感情を失い、生ける屍と化してしまった未来を舞台に展開します。そんな中、人間の失われた感情を象徴する四体の神話ロボット―悲哀(ルゲンシウス)、憎悪(オディウス)、愛(アモール)、狂気(インサヌス)―が登場します。彼らは、人間が忘れ去った神話と感情を受け継ぎ、新たな物語を紡ぎ出します。

収録作品
    • Ⅰ 兆候分析 悲哀—ルゲンシウス—
    • Ⅱ 既往歴分析 憎悪—オディウス—
    • Ⅲ 無意識分析 愛—アモール—
    • Ⅳ 連想分析 狂気—インサヌス—
    • Ⅴ 総合診断 激情—エモツィオーン—