フェイス・ゼロ

叢書竹書房文庫(日下三蔵・編)
出版社竹書房
発行日2021/06/25
装幀Adam Martinakis, 坂野公一

内容紹介

山田正紀の短編集『フェイス・ゼロ』(竹書房、2021年、日下三蔵編)は、単行本未収録の13の短編を収録したアンソロジーだ。SIDE A「恐怖と幻想」とSIDE B「科学と冒険」に分けられ、SF、ホラー、ミステリ、哲学を融合した山田の多面性が光る作品集である。

収録作品

【SIDE A:恐怖と幻想】
  • 溺れた金魚
  • 夢はやぶれて(あるリストラの記録より)
  • トワイライト・ジャズ・バンド
  • 逃げようとして
  • エスケープ フロム ア クラスルーム
  • TEN SECONDS
【SIDE B:科学と冒険】
  • わが病、癒えることなく
  • 一匹の奇妙な獣
  • 冒険狂時代
  • メタロジカル・バーガー
  • フェイス・ゼロ
  • 火星のコッペリア
  • 魔神ガロン 神に見捨てられた夜

デス・レター

叢書創元日本SF叢書16
出版社東京創元社
発行日2020/08/28
装幀山本ゆり繪、岩郷重力+R.F

内容紹介

山田正紀の「デス・レター」は、死を予告する手紙を配る白いツナギの少女と、彼女を追う名前のない「ぼく」を中心に展開する連作短編集です。全6編からなるこの作品は、SFとミステリの要素を融合させ、山田正紀らしい大胆な想像力で読者を引き込みます。

収録作品

  • 第一話 サービスエリア
  • 第二話 天使が肩に舞い下りて
  • 第三話 動く氷山には威厳がある
  • 第四話 サイド・バイ・サイド
  • 第五話 三毛猫なのに雄の猫
  • 最終話 ダウン・ザ・ラビットホール

戦争獣戦争

叢書創元日本SF叢書14
出版社東京創元社
発行日2019/10/31
装幀山本ゆり繪、岩郷重力+R.F

内容紹介

山田正紀の「戦争獣戦争」は、戦争という人類の業を四次元生命体「戦争獣」と、それを操る「異人(ホカヒビト)」という独創的な設定を通じて描いた壮大なSF長編だ。本作は、戦争がもたらす「負のエントロピー」をテーマに、朝鮮戦争やベトナム戦争といった歴史的出来事を背景にしながら、人類の存亡と文明の行く末を問いかける。

バットランド BatLAND -and Other Stories-

叢書初版
出版社河出書房新社
発行日2018/05/30
装幀川名潤

内容紹介

「認知症の老人詐欺師が駆け、車椅子の天才科学者が笑い、愛の凱歌が宇宙に響く――」そんな煽り文句だけじゃ語りきれない。山田正紀の短編集『バットランド』は、SFの枠を超えた文学的な暴走装置だ。

収録作品

  • コンセスター
  • バットランド
  • 別の世界は可能かもしれない
  • お悔やみなされますな晴姫様、と竹拓衆は云った
  • 雲のなかの悪魔

ここから先は何もない -BEYOND HERE LIES NOTHIN’-

叢書初版
出版社河出書房新社
発行日2017/06/30
装幀KYOTARO、川名潤

内容紹介

山田正紀の『ここから先は何もない』は、SFとミステリ、さらには冒険小説の要素を融合させた野心的な長編だ。物語は、日本の無人探査機が三億キロ彼方の小惑星〈パンドラ〉で“人骨の化石”を持ち帰るという衝撃の発端から幕を開ける。

ただの宇宙探査小説と思いきや、そこから日本の科学技術、国際関係、さらには人類そのものの存在意義まで問いかける壮大なテーマへと展開していく。「SFで密室ミステリが成立するのか?」という素朴な疑問に、山田正紀は圧倒的なロジックとスケールで挑む。

カムパネルラ

叢書創元日本SF叢書
出版社東京創元社
発行日2016/10/21
装幀加藤直之、岩郷重力+R.F

内容紹介

山田正紀が紡ぎ出す『カムパネルラ』は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を愛する読者にとって、そして質の高いSF作品を求める読者にとって、避けては通れない傑作と言えるでしょう。本作の魅力は、単に『銀河鉄道の夜』をモチーフにしたというだけに留まりません。賢治が遺した未完の物語、その改稿の歴史という事実に鋭く切り込み、それを物語の駆動力へと昇華させている点にこそ、山田正紀の真骨頂が現れています。

クトゥルフ少女戦隊

叢書The Cthulhu Mythos Files
出版社創土社
発行日2014/10/01
装幀猫将軍、山田剛毅

内容紹介

山田正紀の「クトゥルフ少女戦隊」は、一見するとアニメ的な魔法少女ものを装いながら、実は深遠なSF的テーマと哲学的問いかけを内包した極めて独創的な作品です。物語は、5億4000万年前のカンブリア爆発に匹敵する生命の大変動「クトゥルフ爆発」が迫る中、それを阻止するために選ばれた4人の少女たちの戦いを描いています。

イリュミナシオン -君よ、非情の河を下れ-

叢書初版
出版社早川書房
発行日2009/09/25
装幀坂野公一(wells design)

内容紹介

山田正紀氏による『イリュミナシオン』は、フランスの詩人アルチュール・ランボーの詩世界と、ハードSF的な宇宙論や時間論を大胆に融合させた、まさに圧巻の一言に尽きる作品です。内戦下の東アフリカを舞台に、国連領事・伊綾剛が、ランボー捕獲という奇妙な任務を帯びて時空を超える冒険に巻き込まれていく様は、読者を須臾にして物語の世界へ引き込みます。

神狩り2 リッパー

叢書初版(作家生活30周年記念作品)
出版社徳間書店
発行日2005/03/31
装幀生頼範義「我々の所産」、岩郷重力+WONDER WORKZ。

内容紹介

1975年の伝説的デビュー作『神狩り』から30年。山田正紀は再び“神”に挑む。『神狩り2 リッパー』は、哲学、神学、脳科学を融合させた唯一無二のSF大作。難解にして壮大、あなたはこの知的冒険に耐えられるか?

イノセンス After The Long Goodbye

叢書初版
出版社徳間書店
発行日2004/03/31
装幀岩郷重力+Wonderworkz。、新間大悟&佐伯経多

内容紹介

バトーの孤独な夜を照らすのは、失われた愛犬の面影と、まだ見ぬ「イノセンス」──この物語は、喪失の痛みと魂の真実に触れる壮絶な問いかけだ。