仮面戦記1 -迯楼羅(カルラ)-

叢書TOKUMA NOVELS
出版社徳間書店
発行日1991/10/31
装幀天野喜孝、矢島高光

内容紹介

主人公の恋重荷丸(こいのおもにまる)は、落師(おとし)という特殊な稼業を生業にしています。

そんな彼が今回請け負ったのは、鳥取城の城主・吉川経家(きっかわつねいえ)の姫君・鴫姫(しぎひめ)を救い出すという任務。しかし、そこで待ち受けていたのは、伝説の仮面「虚空面」を巡る壮絶な戦いだった──。

延暦十三年のフランケンシュタイン

叢書初版
出版社徳間書店
発行日1988/08/31
装幀角田純男、井上則人

内容紹介

山田正紀による小説『延暦十三年のフランケンシュタイン』は、平安時代を舞台に、後の弘法大師・空海を中心とした伝奇的物語です。空海の幼少期である「真魚(まお)」の姿に焦点を当て、呪術、仏道、そして人間の持つ善と悪を描き出したこの作品は、歴史的事実に基づきながらも、山田独自の幻想的な解釈が加えられています。

収録作品

  • 経師三嶋大人(きょうじみしまのうし)の告白
  • 沙門広達(しゃもんこうたつ)の回想
  • 偸盗千手丸(ちゅうとうせんじゅまる)の懺悔
  • 夢占師乙魚(ゆめうらしおといお)の夢解き

天動説

叢書KADOKAWA NOVELS
出版社角川書店
発行日1988/06/25
装幀天野喜孝

内容紹介

血に染まった千石舟が無人のまま品川沖へと漂着し、船頭たちの死体が積み上げられていた――という衝撃的な幕開けから始まります。時は天保。江戸の町を舞台に、謎の忍術遣いたちやよみがえる死者、そして“さたん”と呼ばれる得体の知れぬ妖怪が跋扈し、人々の心を深い闇へと誘っていく。山田正紀ならではの大胆な構想とスピーディな筆致で描かれる世界観が、読者を魅了してやみません。

闇の太守 IV -桃源の卷-

叢書KODANSHA NOVELS
出版社講談社
発行日1990/04/05
装幀天野喜孝、熊谷博人

内容紹介

山田正紀氏による歴史ファンタジー小説『闇の太守』シリーズは、戦国時代という史実を巧みに再構築しながら、ファンタジー要素や独自の解釈を加味することで壮大な物語世界を描き出しています。その第四作にあたる『闇の太守 IV』では、織田信長・羽柴秀吉・明智光秀といった歴史上の英雄たちのみならず、御贄衆(おにえしゅう)や花鈿衆(かでんしゅう)、また「是界(ぜかい)」なる謎の存在といったオリジナルキャラクター同士の激突が描かれます。

闇の太守 III -梟雄の卷-

叢書KODANSHA NOVELS
出版社講談社
発行日1989/04/05
装幀天野喜孝、熊谷博人

内容紹介

『闇の太守』シリーズは、いわゆる織田信長や明智光秀、豊臣秀吉(木下藤吉郎)など、戦国時代を彩ったビッグネームを扱いつつも、当時の歴史書にはあまり書かれない闇の勢力、あるいは噂話の中で語られた怪異を軸に据えた作品として知られています。シリーズが進むにつれ、通常の歴史小説では描かれにくい陰謀や呪術、神秘的な存在が、物語の重要な役割を果たしていく点が最大の特徴です。

第三巻である『闇の太守 III』では、歴史の舞台が大きく動揺し、織田信長をめぐる各勢力の思惑が交錯する中で、さらに深い闇の世界が立ち上がります。今までは断片的だった「闇の太守」の存在が、各地の戦場や城下町、さらには物語の主人公格のキャラクターたちの因縁をあぶり出し、戦国の裏側にうごめく暗流として作品の核に迫ってくるところに注目です。

闇の太守 II -御贄衆の卷-

叢書KODANSHA NOVELS
出版社講談社
発行日1984/05/01
装幀市川英夫、天野喜孝

内容紹介

戦国時代、越前一乗谷の朝倉家を主軸に、当時の国内情勢や実在の武将たちを絡めながら、一筋縄ではいかない“闇”の存在を描写していく作品として評価されています。とくに「闇の太守 I」は連作短編として構成されていましたが、『闇の太守 II』からは複数冊にわたる長編の形態を取り、スケールアップした物語が展開されています

不可思議アイランド

叢書初版
出版社光風社出版
発行日1984/08/01
装幀玉井ヒロテル

内容紹介

『不可思議アイランド』は、SF、ミステリ、ショート・ショート、時代小説といった多彩なジャンルの作品を収録した一冊です。本書を通じて、山田正紀の幅広い作家性と独特の物語世界を堪能することができます。各作品は異なるテーマとスタイルを持ちながらも、共通して読者の想像力を刺激し、深い余韻を残します。

収録作品

  • 「木星の赤い海」―惑星物語 I―
  • 「自殺省」―奇妙な味の現代人挽歌―
  • 「恋と幻」―ショート・ショート―
  • 「たらちね」―幕末時代ロマン―
  • 「滅ぼす女」―異色サスペンス―
  • 「別荘の犬」―奇妙な味のミステリィ―
  • 「火星の戦士」―惑星物語 II―
  • 「ラーメン大好き」―奇妙な味の現代人哀歌―
  • 「魚の研究」―ショート・ショート―
  • 「狐ガ丘分譲住宅」―奇妙な味の……―
  • 「狙撃プラス・ワン」―異色サスペンス―
  • 「おれの影」―ネオ剣豪小説―

闇の太守

叢書KODANSHA NOVELS
出版社講談社
発行日1984/05/01
装幀市川英夫、天野喜孝

内容紹介

山田正紀の『闇の太守』連作は、戦国伝奇小説の新たな地平を切り開いた記念碑的作品群である。従来の戦国物語が持つ史実との緊張関係を保ちながら、日本の古層に根差した異界表現を織り込むことで、独自の文学的領域を確立している。

収録作品

  • 出雲人外宮
  • 飛騨桃源郷
  • 氷見痩面堂
  • 甲州陽炎城

風の七人

叢書初版
出版社講談社
装幀村上豊

内容紹介

関ヶ原の戦いが終結し、日本国内が大きな変革期を迎えたその時代、七人の個性豊かな人物たちがカンボジアへと旅立つ姿を描いた本作は、読者を未知なる世界へと誘います。

吉原螢珠天神(あやかし)

叢書初版(あやかし)
出版社集英社
発行日1981/09/25
装幀辰巳四郎

内容紹介

本書の特徴は、実在の歴史的人物や事件と、作者独自の想像力を掻き立てるファンタジー的な要素を、見事に融合させている点にあります。
単に史実を並べ立てるだけの平板な作風とは一線を画しており、氏ならではの妙味と味わい深さを感じさせる作品となっています。

収録作品

  • あやかし
  • 辛うござる
  • 吉原螢珠天神