フェイス・ゼロ

annrie 2025年5月29日(木曜日)
叢書竹書房文庫(日下三蔵・編)
出版社竹書房
発行日2021/06/25

内容紹介

山田正紀の短編集『フェイス・ゼロ』(竹書房、2021年、日下三蔵編)は、単行本未収録の13の短編を収録したアンソロジーだ。SIDE A「恐怖と幻想」とSIDE B「科学と冒険」に分けられ、SF、ホラー、ミステリ、哲学を融合した山田の多面性が光る作品集である。

収録作品
    【SIDE A:恐怖と幻想】
    • 溺れた金魚
    • 夢はやぶれて(あるリストラの記録より)
    • トワイライト・ジャズ・バンド
    • 逃げようとして
    • エスケープ フロム ア クラスルーム
    • TEN SECONDS
    【SIDE B:科学と冒険】
    • わが病、癒えることなく
    • 一匹の奇妙な獣
    • 冒険狂時代
    • メタロジカル・バーガー
    • フェイス・ゼロ
    • 火星のコッペリア
    • 魔神ガロン 神に見捨てられた夜

銀の弾丸 <クトゥルー短編集>

annrie 2025年5月21日(水曜日)
叢書The Cthulhu Mythos Files
出版社創土社
発行日2017/12/10

内容紹介

山田正紀氏の短編集「銀の弾丸」は、まさに奇想と興奮の坩堝(るつぼ)。ページをめくるたびに異なる世界が広がり、読者を幻惑の渦へと引きずり込みます。クトゥルー神話、時代伝奇、ハードボイルド、そして心震える人間ドラマまで、多彩なジャンルを横断する7編の傑作群。一度読んだら忘れられない、強烈な読書体験がここにあります。


人間競馬ー悪魔のギャンブル

annrie 2025年5月10日(土曜日)
叢書角川ホラー文庫
出版社角川書店
発行日2010/07/25

内容紹介

『人間競馬』は山田正紀が得意とする「人間の本性を暴くゲーム」の構造を踏襲しつつ、超自然的存在(ガーゴイル)の観察者視点を交え、人間たちが互いの殺害を目指して絡み合う異様なデスゲームを描きます。


ナース

annrie 2025年3月29日(土曜日)
叢書ハルキ・ホラー文庫
出版社角川春樹事務所
発行日2000/08/28

内容紹介

山田正紀の『ナース』は、突如として発生するジャンボ機墜落事故から始まる衝撃の物語です。事故現場に急行した日本赤十字の看護班は、予測をはるかに超える凄惨な状況に直面します。医師や自衛隊、警察といった従来の救援組織が機能不全に陥る中で、看護婦たちは冷静な判断と驚異的な勇気で、未知なる脅威―動き出す遺体の断片や謎に包まれた怪物―と果敢に対峙します。


京都蜂供養

annrie 2025年2月24日(月曜日)
叢書初版
出版社出版芸術社
発行日1994/06/20

内容紹介

山田正紀の短編集『京都蜂供養』は、1994年に出版芸術社から刊行された〈山田正紀コレクション〉の完結巻です。初期の名作「鮫祭礼」から最新作「獣の群れ」まで全9篇を収録し、巻末には全著作リストが付されています。この短編集は、SF、ミステリ、そして日常の中の狂気や哀愁を描いた作品群で構成され、山田正紀の多面的な才能を堪能できる一冊です。

収録作品
    • 鮫祭礼
    • 猫を憎む
    • モアイ
    • 鳥のいない鳥篭
    • 京都蜂供養
    • 転げ落ちる
    • いけにえの空
    • 獣の群れ
    • 近くて遠い旅

ふしぎ文学館 夢の中へ

annrie 2025年2月18日(火曜日)
叢書初版
出版社出版芸術社
発行日1993/07/10

内容紹介

短編集「夢の中へ」は、『少女と武者人形』の全編と「雪のなかのふたり」(『ヨハネの剣』収録)に加え、11篇の新作ショート・ショートを収録した作品集です。本書の特徴は、日常の些細な違和感から徐々に幻想的な物語へと読者を誘う構成力にあります。

収録作品
    著作No.28.「少女と武者人形」収録12篇 +
    • 十三時の時計
    • 思い出酒場
    • 暗い夜、悲鳴が聞こえる
    • 織女と牽牛
    • ネコ・レター
    • 生れながらの敵
    • 硬貨をもう一枚
    • 狼がきた
    • 旬の味
    • イヌを連れたおじさん
    • カレンダー・ガール
    • 雪のなかのふたり(著作No.18.「ヨハネの剣」収録)

1ダースまであとひとつ

annrie 2025年2月14日(金曜日)
叢書初版
出版社光風社出版
発行日1991/11/20

内容紹介

短編集『1ダースまであとひとつ』は、そのタイトルが示す通り、完全なダース(12)のうち、あとひとつ欠けた11篇の物語から構成されています。SF、ミステリ、時代小説、ホラーなど、多彩なジャンルが融合したこの作品集は、読者に幻想的でありながらも現実味を帯びた物語世界を提供しています。本記事では、各短編の魅力やテーマ、そして山田正紀独自の文学的表現について詳細に解説し、現代文学における本作の意義を考察します。

収録作品
    • 第一話 身元不明につき
    • 第二話 甘い生活
    • 第三話 夢で会いましょう
    • 第四話 自転車泥棒
    • 第五話 地獄表を見る男
    • 第六話 しつけの問題
    • 第七話 ビニールハウス
    • 第八話 追放船
    • 第九話 竜の侍
    • 第十話 誰も知らない空港で
    • 第十一話 システムダウン

血と夜の饗宴(サバト)

annrie 2025年2月6日(木曜日)
叢書KOSAIDO BLUE BOOKS
出版社廣済堂
発行日1990/04/10

内容紹介

青山の高層ビルという近代的な舞台が織りなす異様な事件、テクノロジーと怪奇現象の融合、そしてホラーとSFのあわいを漂う物語構造――これらが複雑に絡み合い、作品世界の奥深さを示しています。

収録作品
    • 血のモータープール
    • 血のプロムナード
    • 血のカフェテリア
    • 血のスカイラウンジ
    • 血のペントハウス

まだ、名もない悪夢。

annrie 2025年1月31日(金曜日)
叢書初版
出版社徳間書店
発行日1989/08/31

内容紹介

ホラー、SF、不条理……すべてが絡み合う13の夢幻譚。

収録作品
    • 前夜
    • 一夜 メロン
    • 二夜 忘れ傘
    • 三夜 妖老院へようこそ
    • 四夜 犬の穴
    • 五夜 冷凍睡眠の悪夢
    • 六夜 顔
    • 七夜 管理人
    • 八夜 露天風呂
    • 九夜 代打はヒットを打ったか?
    • 十夜 訪問販売
    • 十一夜 宣伝販売
    • 十二夜 通信販売
    • 十三夜

不可思議アイランド

annrie 2024年11月9日(土曜日)
叢書初版
出版社光風社出版
発行日1984/08/01

内容紹介

『不可思議アイランド』は、SF、ミステリ、ショート・ショート、時代小説といった多彩なジャンルの作品を収録した一冊です。本書を通じて、山田正紀の幅広い作家性と独特の物語世界を堪能することができます。各作品は異なるテーマとスタイルを持ちながらも、共通して読者の想像力を刺激し、深い余韻を残します。

収録作品
    • 「木星の赤い海」―惑星物語 I―
    • 「自殺省」―奇妙な味の現代人挽歌―
    • 「恋と幻」―ショート・ショート―
    • 「たらちね」―幕末時代ロマン―
    • 「滅ぼす女」―異色サスペンス―
    • 「別荘の犬」―奇妙な味のミステリィ―
    • 「火星の戦士」―惑星物語 II―
    • 「ラーメン大好き」―奇妙な味の現代人哀歌―
    • 「魚の研究」―ショート・ショート―
    • 「狐ガ丘分譲住宅」―奇妙な味の……―
    • 「狙撃プラス・ワン」―異色サスペンス―
    • 「おれの影」―ネオ剣豪小説―