不可思議アイランド

annrie 2024年11月9日(土曜日)
叢書初版
出版社光風社出版
発行日1984/08/01

内容紹介

『不可思議アイランド』は、SF、ミステリ、ショート・ショート、時代小説といった多彩なジャンルの作品を収録した一冊です。本書を通じて、山田正紀の幅広い作家性と独特の物語世界を堪能することができます。各作品は異なるテーマとスタイルを持ちながらも、共通して読者の想像力を刺激し、深い余韻を残します。

収録作品
    • 「木星の赤い海」―惑星物語 I―
    • 「自殺省」―奇妙な味の現代人挽歌―
    • 「恋と幻」―ショート・ショート―
    • 「たらちね」―幕末時代ロマン―
    • 「滅ぼす女」―異色サスペンス―
    • 「別荘の犬」―奇妙な味のミステリィ―
    • 「火星の戦士」―惑星物語 II―
    • 「ラーメン大好き」―奇妙な味の現代人哀歌―
    • 「魚の研究」―ショート・ショート―
    • 「狐ガ丘分譲住宅」―奇妙な味の……―
    • 「狙撃プラス・ワン」―異色サスペンス―
    • 「おれの影」―ネオ剣豪小説―

宿命の女

annrie 2024年10月19日(土曜日)
叢書TOKUMA NOVELS
出版社徳間書店
発行日1983/08/31

内容紹介

「宿命の女」は、戦争の混乱期とその後の日本を舞台に、歴史の影に隠れた女性ジネット・マリスの人生を描くサスペンス作品です。ジネット・マリスはヒトラーの愛人と噂された美貌の天才建築家。彼女の残した一枚の自画像「宿命の女」を巡り、物語は現代に生きる主人公・伊原の人生を巻き込んでいきます。


裏切りの果実

annrie 2024年10月14日(月曜日)
叢書初版(ソフトカバー)
出版社文藝春秋社
発行日1983/03/01

内容紹介

「裏切りの果実」は、山田正紀が描いた沖縄返還直前の日本を舞台にした犯罪小説です。この作品では、現金輸送トラックの強奪をめぐって登場人物たちが互いに裏切り合う、緊迫感あふれる物語が描かれています。心理戦、信頼の欠如、そして予測不能な展開が作品の魅力です。


虚栄の都市-東京を襲った悪夢の48時間

annrie 2024年10月6日(日曜日)
叢書NON NOVEL
出版社祥伝社
発行日1982/04/20

内容紹介

物語は、都市ゲリラとの戦いを軸に展開しますが、その背後にある警察と自衛隊の確執、そして鳥居と浅間という二人の主人公の個人的な対立が重要な要素となっています。テロ事件の謎が徐々に明かされていく中で、読者は未来都市の闇と、そこに生きる人々の葛藤を目の当たりにすることになります。


ふしぎの国の犯罪者たち

annrie 2024年9月22日(日曜日)
叢書初版
出版社文藝春秋社
発行日1980/10/10

内容紹介

山田正紀の「ふしぎの国の犯罪者たち」は、セバスチャン・ジャプリゾの影響を受けつつも、独自の世界観を持つ傑作として日本文学史に名を残しています。フランス映画「狼は天使の匂い」からインスピレーションを得たというエピソードは、本作の持つ国際的な香りと、詩的な犯罪描写の源泉を示唆しています。

収録作品
    • 襲撃
    • 誘拐
    • 博打
    • 逆転

50億ドルの遺産

annrie 2024年3月31日(日曜日)
叢書KAPPA NOVELS
出版社光文社
発行日1979/04/30

内容紹介

ある日、ひょんなことからスマリ島を訪れた中尾英輔。偶然目撃した事件によって、この放浪者は島の秘密に無残に巻き込まれてしまう。そこで出会ったのが、美しき大学生・美川祐子だった。
2人は出会うべくして出会い、運命の冒険に旅立つことになる。彼らの目的は、50億ドルの謎の埋蔵品を手に入れること。しかし彼らが知るよしもなく、破滅的な陰謀の渦に飲み込まれていく。


贋作ゲーム

annrie 2024年3月25日(月曜日)
叢書初版
出版社文藝春秋社
発行日1978/10/15

内容紹介

本作は、見事な緻密さと行動力で、不可能とされる事件に挑む男たちの姿を描いた傑作短編集です。各作品のプロットは緊張感に満ちており、読者を最後までハラハラドキドキさせてくれます。

収録作品
    • 贋作ゲーム
    • スエズに死す
    • エアーポート・81
    • ラスト・ワン

火神を盗め

annrie 2020年8月9日(日曜日)
叢書NON NOVEL
出版社祥伝社
発行日1977/09/05

内容紹介

山田正紀の代表作『火神(アグニ)を盗め』は、心踊る痛快な冒険小説です。この作品は、インドの奥地に建設された最新鋭の原子力発電所「火神(アグニ)」を舞台に、一見普通のサラリーマンが国際的なスパイ戦に巻き込まれるというストーリーを描いています。日本の商社からセールス・エンジニアとして派遣された主人公・工藤篤は、偶然にも「アグニ」の秘密を知ってしまい、CIAや中国情報局などの国際スパイ戦の渦中に引き込まれます。


謀殺のチェス・ゲーム

annrie 2020年7月14日(火曜日)
叢書NON NOVEL
出版社祥伝社
発行日1976/11/05

内容紹介

「謀殺のチェス・ゲーム」は、山田正紀の代表作の一つであり、ミリタリー小説の金字塔とも言えるでしょう。この作品は自衛隊を舞台に、次世代哨戒機PS-8を巡る頭脳戦を描いたサスペンスであり、ゲーム理論とチェスの概念を巧みに取り入れた骨太の作風が特徴です。


化石の城

annrie 2020年6月30日(火曜日)
叢書サラブレッド・ブックス(76)
出版社二見書房
発行日1976/01/25

内容紹介

968年のパリを背景に繰り広げられる、一人の日本人建築家が巻き込まれる国際的な陰謀と冒険を描いた作品です。この小説は、ただの国際謀略小説としてではなく、人間の自由を求める強い意志と希望、そして時にそれがもたらす挫折と虚無感に深く迫る、山田正紀の文学的才能が光る一作です。