お!新刊!!…と思ってよく見てみたら「金魚の眼が光る」の改題新文庫版だった。しかし、これを読むとどうやら出版社側の意向らしい。
なんだかご本人は納得していないようにも見えます。徳間書店から祥伝社に移るのでその辺りの思惑もあるのでしょうかねえ。
ちなみに、新タイトルの「灰色の柩」は、旧「金魚の眼が光る」の文庫版の鷹城宏氏の解説で知ったのですが、舞台となっている「柳河(現柳川)」は、北原白秋が「廃市」「灰色の柩」とも称していることから採用したようですね。
「廃市」は、私らの世代だと福永武彦原作の大林映画「廃市」が浮かんでしまうし(主役の小林聡美は無理矢理感があったなあ)、「灰色の柩」の方はまあ、探偵小説っぽいと言えば言えますが、あんまり面白くありません。このサイトでは、「金魚の眼が光る」の方を正式タイトルとしていきます。
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